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過去のコメント集  2003年5月

ユーロの天井打ちを昨日書いたが、自信がないんだけどーーなんて言うと大体的中するものである。来週は大注目のECB理事会だ。やたらにドイツはデフレじゃないと言い張ってるが、言い張らなければならないくらい良くないと思う。大体ドイツは去年の終わりくらいから第二の日本という論評に反論してきたけど実際にはそっちのコースを歩んでいる。労働組合が強いからねえ。ドイツが空洞化していくのは避けられないね。ECBとしてはアイルランドとか多数の国の事を考えて金利操作をしなければならないから我々の考えている以上に事情は複雑だと思う。それでも来週利下げしなければ頭をちょっと疑う。ドル円は上がるような気がしていたが、それでも119円30銭がいいところで、118円80銭くらいで引けるかなあと考えていた。それが119円台に乗っかってしまったらそのままというのは意外だった。大統領が強いドル云々をG8で言うことが話題になっていたが、アメリカはドルがいくらになっても強いドルと言い続けるよ。当然だ。アメリカが日本の介入に異議を挟まないでいるということが話題になっているが、それが事実ならば、まだ日本がアメリカにとって良い子であって従順だからだ。だが、それはアメリカ産業界の意向でどうにでも変わると思っていたほうが良い。強いドルを標榜しているから日本を批判できないだけなのかもしれないのだ。だから、あまり日本にとって都合の良いことを考えていてもあかん。(5月31日土曜日)

先日、初めて鹿児島の漁師の方がお客になってくれたが、何とも感慨深い。私の本を読んでくれたらしいのだ。鹿児島は一度も行った事ないから一度行ってみたい。車で行くか、夜行で行くか、悩んでしまうけど。あれ?夜行列車まだ走っていたっけ?本はそろそろ書き直そうと思っている。5年で世界が変わったからね。独立してからの苦労を考えると、銀行時代の苦労なんて今思うとお茶漬けだ。

5月30日(金) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1905 1.1912 1.1743 1.1780
ユーロ円 140.45 140.90 140.25 140.55
ドル円 117.95 119.64 117.93 119.35
ポンド 1.6345 スイス 1.2985 A$ 0.6530 NZ 0.5770
ポン円 195.05 スイス円 91.90 A$円 77.95 NZ円 68.85
S&P 963 +14
ダウ工業 8850 +139
ナスダック 1595 +21
ロンドン 4048 −35
ドイツ 2982 +76
日経 8424 +49
トピックス 837 +3
香港 9487 −21

 

恐れ入谷の鬼子母神だなあユーロは。びっくり仰天だ。大台4つだ。1.16,1.17,1.18,1.19。通常こういう動きは天井圏でおきやすいものであるが今回はそんなに自信は無いなあ。ドル円は、まあ想像通りに119円台から反落したが、値動き的にはロングもショートも減ったのか、均衡が取れてしまったのか、そんな感じ。昨日考えていたのだが、いくらドルが欧州通貨に対して落ち続けていてもアメリカの赤字状況に変化はそんなに出ないはずだ。と、言うことは、もしかしたら今年は、ドルが長期下げトレンドに入ったばかりの年なのかもしれない。政府は何十兆円もドルを支えるために使うのだろうが、良くてもジリ貧で抑えられるという程度になるのではないかと思っている。別に今すぐ落ちるといってるわけではない。アメリカと米ドルの置かれている状況を考えると日本が一手にアメリカの赤字補填を永遠にやり続けなければならないということだ。輸出企業は、トヨタなんかそうだけど、政府にもっと献金したら?介入ありがとう、儲かってたまりませんわ。欧州もありがとう、ユーロ高金看板の越後屋で不景気日本に稼がせてくれてとこか。(5月30日金曜日)

人は相手を知らないと肩書きとか表面で判断する。それでもって、外部用に、私は社員たちに好きな肩書き何でもあげるから欲しい肩書きないか?と聞いた。誰も欲しいと言わないので、仕方なく、社内だけで、営業本部長だとか、管理本部長だとか、秘書本部長だとか、財務本部長なんて呼び合うようになった。わびしいのはそうやると、平社員がいなくなることである。

5月29日(木) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1765 1.1907 1.1690 1.1905
ユーロ円 139.60 140.66 139.15 140.45
ドル円 118,65 119.17 117.95 117.95
ポンド 1.6545 スイス 1.2835 A$ 0.6525 NZ 0.5785
ポン円 195.15 スイス円 91.90 A$円 76.95 NZ円 68.30
S&P 949 −3
ダウ工業 8711 −82
ナスダック 1574 +11
ロンドン 4083 +12
ドイツ 2906 −13
日経 8375 +141
トピックス 834 +12
香港 9508 −2

ユーロも太平洋も落ちると読んでいて実際に落ちて反落基調になった。それでもってドル円は上がっても118円手前だと思っていた。後から冷静に振り返ってみると、何と言うこともない、円全面安の相場だった。円がドルと交代して十両に陥落したという日だったわけだ。ユーロ円などはもう狂ってしまったようでついていけないなあ。下手に我々はテクニカル指標を眺めたり、チャートを眺めたりして買われ過ぎだとか、売られすぎだとか分析をしてしまう。だが、こういう一方方向の相場になったら、街のおじさん、おばさんのように何も知らずに外貨預金やっている人のほうが大儲けできそうだ。こうなってくるとアマの方が強いわけで、稼げなければプロではないわけだから、街の人の方が儲かるならばそっちがプロだ。私のおふくろなどニュージーランドを54円で買ったままで何もしてないものなあ。おふくろがうらやましい。(5月29日木曜日)

東京都が銀行を作ると言ってから、世間が騒がしい、と言うより、マスコミに絶好の話題を与えたようだ。民業圧迫だとか、うまくいくわけがないとか、都は損失を補填しないとかいろいろ言われているね。まだ先の話なんだし、何でもやってみればいいと思う。りそなが国有化されたのだからこの後もどこか国有化されるんだろ。全部、お上と官僚に丸投げしてもいいんじゃないかと思うね。どっちみち金融社会主義はさらに濃厚になってくると感じるからね。それでもって為替も株式も全て政府の管理下ってえのがいいんじゃないの?まあ、いろいろ反論もあるだろうけど。

5月28日(水) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1815 1.1847 1.1710 1.1765
ユーロ円 138.55 139.73 138.14 139.60
ドル円 117.30 118.94 116.96 118.65
ポンド 1.6405 スイス 1.2955 A$ 0.6510 NZ 0.5775
ポン円 194.60 スイス円 91.55 A$円 77.25 NZ円 68.50
S&P 953 +2
ダウ工業 8793 +11
ナスダック 1563 +7
ロンドン 4071 +80
ドイツ 2919 +46
日経 8234 +113
トピックス 822 +7
香港 9510 +90

 

いろいろな通貨の不均衡をもたらしているのは財務省の介入だと思っている。管理相場がここまで可能だと言うことは、投機の玉があまり入らないような通貨になっているのだと考えている。どの通貨も東京ドームや甲子園や名古屋ドームで試合しているのに、多摩川の河川敷で試合している通貨があるようなものだ。ユーロは上げの8週目、ポンドも上げの8週目、豪ドルは上げの10週目、オージー円は上げの11週目、ユーロ円は夜中現在8日続伸、スイス円も8日続伸、そんなゾンビみたいなことは考えにくいので、今週はユーロが下げるのが自然だと思うし、豪ドルが下げるのも自然だと思うし、ユーロ円やオージー円がたまにはこけるのが自然だと思っている。だが、何しろもう皆狂ってしまっているようなので的中するかどうかようわからん。(5月27日火曜日)

番付表:横綱 ユーロ 大関 豪ドル 関脇 スイス 小結 NZ 前頭5枚目 ポンド

番外で 前頭 12枚目が円  十両筆頭がドル  ってとこかなあ。

5月27日(火) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1870 1.1935 1.1811 1.1815
ユーロ円 138.70 139.17 138.33 138.55
ドル円 116.85 117.34 116.20 117.30
ポンド 1.6380 スイス 1.2870 A$ 0.6545 NZ 0.5805
ポン円 192.15 スイス円 91.10 A$円 76.80 NZ円 68.10
S&P 951 +18
ダウ工業 8781 +180
ナスダック 1556 +46
ロンドン 3992 +12
ドイツ 2873 +45
日経 8120 −107
トピックス 814 −12
香港 9420 −72

夕方、風鈴が鳴るから、誰か窓開けてるのかなあと思ったら、地震じゃないの、びっくり仰天。何しろ私は25年位前の仙台地震から地震はからっけつ駄目なんだ。それでテレビを見てて、皆に言ったんだ。絶対に円売りやる連中がいるよって。そしたら本当にやるものなあ。まあ、外人から見ればロイターのニュース速報にBig Earthquakeなんて表題が出れば反応するわいな。Northan Japanなんて書かれていても日本地図が浮かぶわけも無いしね。その後の速報の続きがあまり出ないから117円台にいたけど何でもないと知って元の木阿弥。私は銀行時代、地震が来ると、必ずブローカーの電話をとって、マインって言ったものだ。レートなんか聞かなかったね。それから電話をすぐに放り投げてからデスクの下に隠れていた。ユーロは欧州関係者から嫌と言うほどユーロ高支援コメントばかり出ていたね。(5月27日火曜日)

讃岐うどんチェーンが大人気なんだって?行列だって?讃岐うどんダイエットというネーミングがついているんだって?うどん一杯最低が105円だって?それがまづいならともかく、関東人でもうまいと感じる味だって?私が高校の時に、立ち食いソバってできたんだよ。それで新宿と池袋でよく食べていた。安かったしね、なんだかうまかったし。まだその有名な讃岐うどんチェーンを見かけたことがないんだ。何食べさせられているのかよくわからない回転寿司よりいいと思うね。

5月26日(月) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1835 1.1876 1.1802 1.1870
ユーロ円 138.30 138.78 137.97 138.70
ドル円 116.85 117.40 116.70 116.85
ポンド 1.6375 スイス 1.2870 A$ 0.6600 NZ 0.5850
ポン円 191.35 スイス円 90.80 A$円 77.10 NZ円 68.35
S&P 933 +1
ダウ工業 8601 +7
ナスダック 1510 +3
ロンドン 3979 −10
ドイツ 2828 +5
日経 8227 +42
トピックス 826 +1
香港 9492 +189

先週の月曜日の再来を期待した金曜遅くのユーロ買いは、効を奏さずってとこ。今週のユーロは7週続伸後の第8週を迎える。8週続伸は記録に無い。ドル円は、お上が買っても買っても売りが染み出してきている感じ。この前の首脳会談での為替の話は変だ。ドル円以外の円相場を知らない首相とドル円がいくらか知らない大統領が、為替の話なんかやってもあんな答えしか出ないさ。首相は誰かに言われて聞いたんだろうな。介入操縦なんかするなよ、自然に任せよ、なんて言われなかっただけでも儲けもの?(5月26日月曜日)

夜中の番組で鉄人室伏をやっていたが、彼は凄いの一言だね。ハンマー投げはマイナーだから今後も彼みたいのが出現する可能性は低いが、あの男はメンタルでも鉄人になってきていて父親を凌いだね。

 

ユーロは、前週の金曜日とほとんど似通った展開。欧州で買い上げられたし、後半はニューヨークが押し上げるという按配。これはもう行き着くところまで行ってしまうのだろう。行き着いた後は、暴落しかないのだろうが、それは毎度の通貨の歴史だ。売りは下手に逆張りしない方が良いと思われる。逆さ落としの展開に入って初めてショートは勝負ができるだろう。円の介入があちこちにアンバランスを起こしている。米国債と株式の相関関係もだ。介入をやめないから、アンバランスなドル安が進んでいる。とうとうユーロは金との連動すらしなくなってきて独自の動きを始めた。アジア通貨でのドル安が進まないから、アメリカの赤字問題は一向に解決されずに、ドルは万年売り圧力を受け続けるだろう。ドル円は、すっかり介入によって、油断から、なめているような状況が生まれつつある。堤防の決壊は時間との勝負に入りつつあるようだ。日本だけでドルを支えることが可能なのか壮大な実験が行われているようである。(5月24日土曜日)

先日競争力ランキングが出ていたが、マレーシアの4位、台湾の6位、タイの10位の後の11位とは、アジア諸国を見下す癖のある日本人には相当なショックのはずである。新聞によって扱いがマチマチで、一面トップから一面片隅などいろいろだったが、これは将来を暗示している大変に暗い発表だ。以前も述べたように文化国家として世界一を目指すのが、日本にとって最良の道だと思われる。

5月23日(金) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1700 1.1838 1.1666 1.1835
ユーロ円 137.10 138.33 136.85 138.30
ドル円 117.15 117.44 116.75 116.85
ポンド 1.6355 スイス 1.2885 A$ 0.6605 NZ 0.5845
ポン円 191.15 スイス円 90.70 A$円 77.20 NZ円 68.30
S&P 933 +1
ダウ工業 8601 +7
ナスダック 1510 +3
ロンドン 3979 −10
ドイツ 2822 −42
日経 8184 +133
トピックス 826 +10
香港 9303 +172

ユーロは月曜日の朝に勝手に値段を飛ばしたツケがあるようで、さっぱりの動きだ。1.1600−1.1750の枠から抜け出せないでいる。もはや市場は上値がいくらになるかの話しかないようである。ユーロ円は、欧州が文句言ってくる前に輸出メーカーはガンガン輸出すべし。別にトヨタが儲かっても一般の人には何の得もないのだが、今や自動車は国家なりだからね。昔の鉄は国家と同じ。ドル円はひどいね。巷では、118円119円とか言うから、私は待っているのだが、さっぱり上がってこないではないか?日銀もどうせならその辺まで買い上げてくれ。ドル円はもはや他のアジア通貨の仲間入りで完璧な管理通貨になってしまっているので人気が閑散である。(5月23日金曜日)

今ラスベガスではThe Big Oneと言うポーカーのワールドシリーズが行われている。賞金総額10億円で優勝は3億円だそうだ。年毎に参加者が増えており、今年は34回目なのだが、昨年の631人から839人にプレーヤーが増えたようである。インターネット隆盛でファンが急増しているらしい。このうち女性は30人、元チャンピョンが14人出場している。目を引くのはコネチカット出身のピザの配達のお兄さんらしい。テキサスという特殊なスタッドポーカーが主体のようだ。日本人の知っているドローポーカーは本場では亜流だ。もう4年くらいやっていないからそろそろやってみたいなあ。ポーカーは為替ディーリングに通じるメンタルな部分があるが、やはり、往年の名作、スティーブマックィーンの「シンシナティキッド」を見るべきだろう。見て決して損しない名作だ。

5月22日(木) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1635 1.1730 1.1620 1.1700
ユーロ円 136.70 137.37 136.70 137.10
ドル円 117.50 117.79 116.90 117.15
ポンド 1.6350 スイス 1.2945 A$ 0.6580 NZ 0.5830
ポン円 191.55 スイス円 90.50 A$円 77.10 NZ円 68.30
S&P 931 +8
ダウ工業 8594 +77
ナスダック 1507 +18
ロンドン 3990 +54
ドイツ 2865 +38
日経 8051 +33
トピックス 816 +6
香港 9131 +71

ユーロは1.17台のショバ代が高く、かと言って1.16台の買いも執拗と言うことで、何とも攻めにくそうだ。月曜の朝にふざけた上昇をやってしまったツケが出ているように見える。ソロスのおっさんが買っているということでユーロやオージーやカナダやNZが人気であるが、おっさんが出てきたと言うことは何を示すのか教えよう。今後の乱高下を保証したようなものである。提灯がついたり、彼が売ったとか買ったとかデマを流す連中は出てくるし、もう想像がつく。過去常にそうだったのだ。太平洋は何週間にもわたって続騰をやっている。これらは上げるだけ上げた後、簡単に崩れ去るので要注意である。下げに入ったときに下手にナンピンすると地獄にはまる。総投げ状態が必ずその内来る。相場とは上がりっぱなしということはないのである。(ユーロ上がりっぱなしだけどね)ドル円はひどいなあ。マザーマーケットで一日16銭の値幅では死んでしまっているようなものだ。溝口のおっさんはずいぶんと意地の悪い人ですねと言われたので、私は、いや、なんか日向ぼっこしていると似合うようないいおっさんらしいよと答えた。人は見かけによらないものなのである。(5月22日木曜日)

先日、美容クリニックの先生が会員になられると言うので挨拶に行ってきた。テレビにも出るような人だ。皮膚専門らしいので、私は営業そっちのけで、額のシワをとるのにいくらするんですかなどと聞いていた。為替儲かったらただでやってくれると言うのだが、痛いんですか?と聞いた。先生曰く、男は皆痛がって嫌がる、女性はグッと我慢するんだ。私はそこで再び、グッと我慢するくらい痛いんですかなどと聞いてしまった。注射で半年持つと言うのだが、私は半年ごとに注射で膨らむ自分の顔を思い浮かべて、うーむ、それでは風船おじさんみたいではないかと思い、躊躇している。はて、あのディナーで為替の話なんてしたかなあ、酔っ払って記憶がない。

やっぱり、私は関西に受けがいい。大阪のお客さんばかり増えてる。大阪は好きだから、また行ってくるかなあ。阪神が強いうちに行ってこよう。

5月21日(水) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1710 1.1745 1.1635 1.1635
ユーロ円 136.60 137.40 136.45 136.70
ドル円 116.70 117.56 116.55 117.50
ポンド 1.6365 スイス 1.2995 A$ 0.6550 NZ 0.5820
ポン円 192.25 スイス円 90.40 A$円 76.95 NZ円 68.35
S&P 923 +4
ダウ工業 8516 +25
ナスダック 1489 −2
ロンドン 3936 −35
ドイツ 2827 −11
日経 8018 −41
トピックス 809 −5
香港 9059 +9

ユーロの1.17台は重く、かと言って1.16を割る力もなしと言うことで、往来幅が拡大し往来回数が増えてきている。次第に玉がほぐれてくるのだろう。いろんな人がいろんなコメントを出していて、それをマスコミがまた追いかけるという状況が続いている。その内見ているだけの相場になってしまうかもしれない。ドル円とユーロ円の乖離が20円に広がった。ユーロ円などがドル円をそのうち左右するかもね。異常に介入好きの財務官は、友人の話だと誰かの進言を受けて押し上げ介入をやったようだが、あれが有効なのは経験則から行くと後4,5回だね。見ててごらん、その内反発のバネの力が弱まってくるから。相場とは行き過ぎても寝ていても、所詮は自ずから定位置を見つけ出すものだ。時間がかかっても人為的な力と市場の力の我慢比べに決着がつくわけで、くだらない努力と言える。それはそれとして240ポイントの大相場の後は通常比較的動きが緩慢となり、翌日は100ポイント以内ということが多い。だがそれは小休止でその後さらに動くのがパターンだ。(5月21日水曜日)

「外為市場25時」の復刻版が出るのだそうで驚いている。あの本の執筆時、大下氏は結構勉強していたね。あの本がすごいのは、120円台の頃に79円の到来を書いていることだ。小説が事実になってしまったからすごい。後は、あの本でアメリカの怖さを知るね。為替市場の小説って日本にはあまりないんだよね。だからあんな昔のものがまだ幅を利かせている。例の147円から111円までの暴落相場でのソロスファンドとタイガーファンドの崩壊などは結構題材的には良いのではないかと思うが、まだ誰も取り上げていない。今でも忘れられないね、132円くらいから暴落症状になって、あれあれと言う間に119円だもんね。総投げとはああいうもので、ゾーとする。結局111円まで落ちるときも1円刻みで落ちたが、値段なんてあってないようなもの。123円のロングを120円でドテンひっくり返しをしても間に合ったものね。ただ120円を二度目に割った時はもう音無しで棒下げになっていた。当時感じたのは、政府や中銀連中が常に言っている相場の安定化を図るのが使命なんて言葉が真っ赤な嘘だということ。今もそうでしょ?

5月20日(火) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1655 1.1717 1.1605 1.1710
ユーロ円 136.50 136.74 136.10 136.60
ドル円 117.10 117.40 116.65 116.70
ポンド 1.6415 スイス 1.2925 A$ 0.6585 NZ 0.5865
ポン円 191.50 スイス円 90.30 A$円 76.80 NZ円 68.45
S&P 919 −1
ダウ工業 8491 −2
ナスダック 1491 −1
ロンドン 3971 +30
ドイツ 2838 −11
日経 8059 +20
トピックス 814 +4
香港 9050 −37

ユーロは相変わらず強い。何度落ちてもゾンビのように戻ってくる。あるレポートによると、ドル円を買い支えている内は、ユーロの騰勢は止まないのだそうだ。通貨市場でアンバランスが生じ、そのゆがみがあちこちに影響を及ぼし始めているようだ。別に皆がクロス円を買っているとも思えない。輸出産業保護のため、政治家がうるさいので、財務省日銀もドルを買い支えなければならないような状況に置かれている。今のところ欧州がお大尽的対応なので何とかしのいでいるが、欧州からクレームがつくまでやり続けるのだろう。アメリカの衣の下の鎧は相当なものであの財務長官の顔相は頑強だ。輸出振興と言ってるが本音は、ドル切り下げによる赤字、つまり借金棒引き作戦に出てきたと思われる。今まで日本は常にその餌食になっている。(5月20日火曜日)

これだけのユーロ円の上げにも関わらず、輸出企業には欧州への輸出にドル建てでやっているところが多いと書かれていてびっくりした。財務担当は懲罰ものだね。それにしても高くなったので日本人の欧州旅行もたいそうな出費増になりそうだ。購買力から行くと、117円が適正水準らしいけどね。

5月19日(月) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1670 1.1740 1.1620 1.1655
ユーロ円 134.80 136.85 134.45 136.50
ドル円 115.50 117.50 115.10 117.10
ポンド 1.6335 スイス 1.2975 A$ 0.6540 NZ 0.5840
ポン円 191.25 スイス円 90.25 A$円 76.55 NZ円 68.40
S&P 920 −24
ダウ工業 8493 −185
ナスダック 1492 −47
ロンドン 3941 −108
ドイツ 2850 −138
日経 8039 −78
トピックス 810 −8
香港 9087 −5

世界中でドルが信認をなくして、世界中がドル売りに走っている時に、どうして日本は官民そろってドルが好きなのかさっぱりわからない。ドル円は次第にマグマがたまってきており、注意が必要だ。海外勢もドル円に関しては手が空いている。我慢比べの様相を呈し始めてきているが、時間との勝負になるのだろう。(5月19日月曜日)

日本の当局者たちのコメントで、英語と日本語とニュアンスが違うけどと言って通信社に電話してくる人たちがいるらしい。あんな毎日同じようなコメントを真面目に読んでいる人たちがいるとは信じがたい。

ユーロが全通貨に対して急騰することになった。他の通貨は完全に桟敷に置かれた格好。太平洋もすごかったけどね。金曜日の相場は通常、欧米が揃ってから一相場なのだが、欧州ですでに一相場やってしまうと言うのは大変に珍しい。午後9時にはすでに全てを織り込んで1.15台になっていたわけで、買いの凄まじさを感じる。一体朝の1.1377とは、いつの相場だったのかという印象で200ポイント以上の驀進相場となった。ただ、思惑も相当にあるので月曜日以降踏襲されるかどうかは不明だ。

ドル円の緩慢な動きをずっと眺めていて思った。昨日ここに書いたのは突っ込んできたら短期底をつけるかもしれないということだった。だが、突っ込んでこないでダラダラと下げて、そのまま停止している相場展開を見ると、ドル円は本当にショートがいないのだなあと実感させられる。行き過ぎているユーロには逆にショートがたまりやすい。ドル円については、この後、上昇に転じるかもしれないが、その上昇は貧弱なものになると断定せざるを得ない。投機筋も以前の教訓が活きていて、ヒットアンドランを繰り返している。だからショートは本当に短期狙いしか集まらない。105円ー125円の予想を100-120円に変えざるを得ない。左の100円も軟弱。この後、日銀が2000億ドル買おうと、道筋は変えられないと判断せざるを得ない。アメリカをなめた通貨戦略がとられているが、アメリカの為替戦略の怖さを後日知ることになるだろう。暴落せずにダラダラ下げている姿が一番怖いのだ。そろそろ日本人も日本国財務省と呉越同舟になって、米ドル爆弾を抱えたまま爆死するかどうかの判断を迫られることになるだろう。110円できれいに底をつけるような相場には見えない。財務省も肩の力を抜いて、悪抜きさせれば良いと思うのだが政治家が許さないのだろう。

上記は決して今すぐという見解ではない。短期的には、ドルがちょっと戻ったりして恐らく安心させたりするだろう。だが、それは毒饅頭だ。どこまで戻れるのか見てみたいが、なんとも心もとない動きだ(5月17日土曜日)

5月16日(金) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1385 1.1596 1.1377 1.1580
ユーロ円 132.60 134.45 132.50 134.35
ドル円 116.45 116.55 115.85 116.05
ポンド 1.6210 スイス 1.3070 A$ 0.6530 NZ 0.5810
ポン円 188.10 スイス円 88.80 A$円 75.80 NZ円 67.40
S&P 944 −2
ダウ工業 8678 −34
ナスダック 1539 −12
ロンドン 4049 +38
ドイツ 2989 −0
日経 8117 −6
トピックス 819 −1
香港 9093 −32

 

 

ユーロは、やっと崩れた印象。ユーロ円、ユーロポンド、ユーロスイスと軒並み売り叩かれているのに落ちないのだから強靭だなあ、とほとんどあきれてみていたけど。今回素直に下げトレンドになれば、長期上値はさらに拡大する。落ちなければ上値は限定的になる。相場とは上げたり下げたりが本当の姿なのであって、ずっと強いとかずっと弱いというようなことは自然ではない。トレンドは騙し、騙されつつ形成されていく。お馴染のお騒がせのドル円であるが、どうせ昼間は突っ込んでこないだろうから論外として、今晩下に突っ込んでくるならば短期的底値をつけられるかもしれない。もし、下に突っ込んでこないで、ジリ高となると、消化不良で、上値は限定的な戻り相場になるだろう。(5月16日金曜日)

昨日は驚いた。うちの新規のお客にナンと大学院生がなったのである。理工系である。もうびっくり仰天である。早稲田や慶応の学生たちが訪ねてきたことはあるが、お客として訪ねてこられたのは初めてである。うーーむ。時代は変わった。理工系の大学院生が自分で為替をやるなんて、日本もずいぶんと変わったものだ。28年為替の世界にいて初めてのことだ。私は若い連中の話を聞くのが大好きだ。なんか違うんだよなあ。儲かるテクニカルモデルでも作ってもらおうかな。今、銀行や証券に勤務している諸君もあまり自分の会社を信ずることなく、自分のお金で為替をやって自己鍛錬しておいたほうがいいぞ。今の経営者はリストラが趣味みたいになってきているからあまり信じないように。私自身、支店長でリストラを敢行したんだから詳しいのだ。

5月15日(木) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1490 1.1490 1.1377 1.1385
ユーロ円 133.70 133.70 132.30 132.60
ドル円 116.30 116.64 115.30 116.45
ポンド 1.6220 スイス 1.3245 A$ 0.6405 NZ 0.5710
ポン円 188.95 スイス円 87.90 A$円 74.60 NZ円 66.50
S&P 946 +7
ダウ工業 8713 +65
ナスダック 1551 +17
ロンドン 4011 +36
ドイツ 2989 +63
日経 8123 −121
トピックス 820 −12
香港 9126 +22

ユーロは疲れている。休息後再び上か下に動意づくだろう。ドル円は天邪鬼だなあ。主要通貨から陥落させると突然動き出すし、管理相場の長期化から下値予測を変更せざるを得ないと書けば、その晩に動き出すし。今回のふざけた116円防衛が崩された意味は大きい。つまり、財務省の信任にヒビが入ったわけだ。これでやっと彼らは仕手の仲間入りとなる。損してもお咎めなし、破綻もないのでは介入を仕手筋と呼ぶべきかわからないけどね。

これでやっと上がったり下がったり、ある程度自然な動きを見せ始めるのではないか?こうなってくると初めて空売りも入り始めるわけで、そうなるとショートの締め上げも起きて、上がるべき時に上がるようになる。ただ、何度も書いているけど、市場はまだまだロングだらけだね。欧州通貨に集中していた世界の投機資金が今度は手のすいているドル円にまわるかどうかが鍵になりそうだ。こうやって期待すると止まってしまう癖があるのがドル円なので何とも言えんけど。

今回円が動意づくと感じたのは、トヨタの1兆4千億円という空前絶後の利益の報だ。欧米の自動車メーカーからは、まだイチャモンはないようであるが、あの莫大な利益は必ず怨嗟を生む。そしてスケープゴートにされる。官民そろっての通貨操作と取られるだろということだ。それにしても毎度の介入で大儲けするのは介入の手伝いをしている邦銀。手数料でウハウハだろう。

先日の米国のとんでもない貿易赤字と昨日の日本の膨大な黒字を見れば、為替相場はファンダメンタル通りに動いているよ。日本は通貨戦争でアメリカに勝ったことなど一度も無い。だって彼らの通貨なんだから勝てるわけもないし、操作もできないよ。

引けは毎度の操作で戻り高値で引けた。(5月15日木曜日)

5月14日(水) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1530 1.1537 1.1468 1.1490
ユーロ円 134.65 134.67 133.25 133.70
ドル円 116.80 116.87 115.55 116.30
ポンド 1.6180 スイス 1.3175 A$ 0.6470 NZ 0.5755
ポン円 188.20 スイス円 88.30 A$円 75.25 NZ円 66.95
S&P 939 −3
ダウ工業 8647 −31
ナスダック 1534 −5
ロンドン 3975 −25
ドイツ 2926 +16
日経 8244 +54
トピックス 832 +3
香港 9103 −15

 

 

ユーロは相変わらず強いままだが、次第に迷走状態になってきている感じ。それにしても日本財務省もよくまあ、アメリカに喧嘩売るなあ。財務大臣は2週間で5円も動くのは動きすぎだと述べたが、ユーロ円が2日で4円も急騰したのは異常ではないのだらうか?論旨一貫されたい。ここのところのドル円を見てて思うのだが、116円台でショートしたいと思う人はあまりいないと思う。巷では115円を割ると110円辺りを射程に考えているようだが、こういった不自然な支えはマグマをためるだけなので、時間の経過と共に、下値はさらに深くなるかもしれないと感じている。去年の秋あたりに105-125円という予測を出したが、そろそろ下値の105の変更をしなければと考えている。いくらにするかまだ決められないのは、今の異常な価格形成の時間がどのくらいになるのかによって大きく変わってくるからだ。今やロングこそストップを置いておかねばならない。そうでないと切るに切れなくなる。連日引けにかけて高く、午前中も高値をつける。どうせ上げるならせめて118円くらいまで上げて欲しいものだ。(5月14日水曜日)

5月13日(火) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1560 1.1560 1.1464 1.1530
ユーロ円 135.25 135.25 133.95 134.65
ドル円 117.00 117.55 116.36 116.80
ポンド 1.6090 スイス 1.3140 A$  0.6480 NZ 0.5765
ポン円 187.95 スイス円 88.90 A$円 75.70 NZ円 67.35
S&P 942 −3
ダウ工業 8679 −47
ナスダック 1539 −2
ロンドン 3999 +12
ドイツ 2909 −27
日経 8190 −31
トピックス 829 −0
香港 9119 −36

 

 

ユーロのゾンビ的強さを見ていると、どうして時々500ポイントもの暴落を演じるのかよくわかる。この1年そういうことが時々起こるのだが、これは昔のドイツマルクだ。つまり、トレンドが決まると徹底的に突き進んでいくんだ。買われ過ぎとか売られすぎとかそういうことは全く無視して場外ホームランということをよくやる。その咎めがいつも暴落症状を後日引き起こす。ドル円も昔はそうだったのだが、すっかりバンド制か管理相場体系になっているので、行き過ぎるということがない。だから反発も常に限定的になってしまう。つまり相場の持つ自然の自浄作用みたいのが起こりにくい。完全看護の患者が弱いのと同じだ。テクニカル指標がさっぱり当たらないが、唯一スイスフランだけは比較的テクニカル指標通りの動きを見せてくれている。売られすぎの信号が灯ったのも1.30台に入ってからだ。(5月13日火曜日)

シンガポールの通信社の友人がリストラで解雇されたのだが、香港とかシンガポールのリストラはすごいんだ。特別手当は雀の涙で、明日から来なくていいよ、で終わりらしい。労働争議なんて起こりようもないし、労働者の権利なんてなきに等しいと聞いた。まあ、自由競争とはそういうことなんだろうね。

5月12日(月) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1495 1.1624 1.1495 1.1560
ユーロ円 134.90 135.44 134.80 135.25
ドル円 117.25 117.25 116.33 117.00
ポンド 1.6110 スイス 1.3115 A$  0.6495 NZ 0.5800
ポン円 188.50 スイス円 89.25 A$円 76.00 NZ円 67.90
S&P 945 +11
ダウ工業 8726 +122
ナスダック 1541 +21
ロンドン 3987 +18
ドイツ 2937 −19
日経 8221 +69
トピックス 829 +5
香港 9155 +71

 

 

最近マスコミは何とかスノー財務大臣から為替のコメントを聞きだそうとしているようだ。揚げ足取り的なコメントを書くのだろうが、アメリカの本音は皆わかっているだろうに。気がつかないような振りをしているのが日本の財務省だ。今年後半に向けての円相場はややっこしいことになりそうだ。ユーロなどの欧州通貨と太平洋などは本日月曜日の動きが大変に重要になりそうである。(5月12日月曜日)

上記のようなことを書いておいたら早朝にコメントが出るかなあ。ドルだ輸出だなどというようなコメントが出てくると、照準は欧州ではなくて日本になるね、いずれ。ユーロは早朝からすでに上げていたが今後は欧州関係者たちのコメントの推移の変化に注意を払わないとならない。

 

ユーロは夜中全く動意を見せず閑散。いかに先日の相場で市場が痛んだのかよくわかる。1.1435−1.1535の100ポイントの中の往来で最後の数時間は1.1500乗せようかな、やめておこうかな、と言うような動きで終わり。ドル円は早朝に仕掛けた奴が上で売り払って投了って感じ。最低の値動きである。ここ数日の大臣たちを初めとするお上のコメントを見るとその程度がよくわかる。急激な円高はこまるとは彼らの脳みそは米ドルでつまっているのではないか?急激な円安が展開中に円高とは恐れ入った。こんなアホなゲームいつまでやっていられるのだろうか?(5月10日土曜日)

先週と同じだ。必ず引けの最後に買うのがいる。チャート作りだ。実際の引けは117.20−25だね。

先日、年金について支給中の減額検討などと報道されていた。若い連中に払えとか、ちゃんと加入しろとか言わないのは要するにこれなんだ。つまり、すでに破綻しているわけだから、勝手にこうやってゲームのルールを変えるんだ。そんなアンフェアなものに法律で決められているから入れなどと言えようか。今の若い連中の支給開始なんて平均寿命の伸びを良いことに75歳なんてしかねない。法律違反などと言っても何百万人も払っていないのではあってないような法律でいいかげん。別に今の政府が全て悪いわけではない。今までのすべてのつけだからね。それにしても郵便局に株買えなんて提言するとは恐るべき国だ。自分の金と人の金の区別が全くついていないことの現われ。

5月9日(金) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1500 1.1537 1.1438 1.1490
ユーロ円 134.60 135.30 134.32 134.85
ドル円 117.05 117.63 117.05 117.40
ポンド 1.6045 スイス 1.3135 A$ 0.6440 NZ 0.5760
ポン円 188.35 スイス円 89.40 A$円 75.60 NZ円 67.60
S&P 933 +13
ダウ工業 8604 +113
ナスダック 1520 +31
ロンドン 3969 +40
ドイツ 2956 +70
日経 8152 +120
トピックス 823 +9
香港 9004 +103

 

 

昨日のいろいろなコメントはドル急落、円以外に対して、というものが多かった。ユーロは凄まじい買い上げが対ドルだけでなく全通貨に対して起きた。上の節がことごとく突破されているので、どこが天井か見えなくなる有様。今後は上にも下にも大きく乱高下する公算が高くなった来たようだ。ドル円は116.00−10の不可思議な買いに遮られて反発。クロス円にも支えられてジリ高の展開をたどったが、所詮ドル円単体のショートなどあまりないのでやはり反発に限界があったと見える。とは言え、この日の動きは、メインスタジアムで行われている公式試合の外の野原でさびしく試合をしているといった感じのドル円相場だったようだ。仲間はずれといった感じで活況感に乏しかった。早朝の薄商いの時の仕掛けに円が動揺している。介入ばかりで再びややっこしい。ユーロ円も含めて暴落相場が一日で終わり、次の日に暴騰相場で前日の動きを全面否定するなどの展開を見たのはあまり記憶に無い。(5月9日金曜日)

5月8日(金) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1360 1.1509 1.1309 1.1500
ユーロ円 132.25 134.60 131.65 134.60
ドル円 116.45 117.07 116.00 117.07
ポンド 1.6025 スイス 1.3125 A$ 0.6420 NZ 0.5745
ポン円 187.60 スイス円 89.20 A$円 75.15 NZ円 67.25
S&P 920 −9
ダウ工業 8491 −69
ナスダック 1489 −17
ロンドン 3928 −64
ドイツ 2886 −120
日経 8031 −78
トピックス 814 −8
香港 8901 +12

ユーロの乱高下が始まった。これは天井圏形成の動きだと推測される。それにしてもこれだけ各種のクロスの乱舞を見ると、ほとんど殴り合いの喧嘩という印象だ。要は無理が通っていたのが通行止めとか信号が変わったとかそういうことだろう。ユーロについては買い方に油断と隙が出てきているように見受けられる。

ドル円は本当に東京は一日何してるんだろうね。昨日の値幅も30銭とはふざけている。昨日の円高推移は当然の動き。介入待ちの待ち人来たらずは予測どおり。この後はどうするのかわからないが、介入すればちょっと首を傾げたくなる。ショートなどいない。ショートだらけだったらもう少しまともに上昇反発するだろう。むしろ、ドル円もクロス円もひたすらナンピン買いが横行していると思われる。介入すれば提灯はつくだろうが、ショートスクィーズはありえない。要するにもっと前に落ちるべきものを野中の一本杉のようにドル安トレンドに逆らってきたつけが一気に出たと言うところだろう。

また重なる介入の成功により、人々にある一種の固定観念、つまり116円台とか117円台とか118円台は買っておけば必ず介入で助けてくれると言う驕りが出ているものと推察される。117円台や116円台はロングが投げているだけの話であって、ショート作りが起きているとは考えにくい。ベアな私ですら、115円台は買いで対処と思うくらいである。今回は安値更新は無理だろう。豪ドル円の暴落は起きるべくして起きた。過去15日間で13勝2敗である。ユーロ円も同じで15勝2敗、豪ドルは7連騰、NZは8連騰、これでは逆転すれば大化けするのが当然。高金利通貨投資というのは、決して熱狂的な雰囲気の中で追いかけて買うものではない。これは投げが出て、買い方がシュンとしているときに静かに拾っておくべきものだ。

本日の夜も大荒れの予感。(5月8日木曜日)

東京の朝。朝9時まで何もやらず。9時のチャイムと共に動く。9時15分過ぎの財務省のコメントを皆で待つ。売ると怒られそうだから買う。  昔から東京は欧米に逆行するからそれはそれでいい。違いは9時まで仕掛けられないこと。逆行幅が少なすぎること。 東京外為市場はお上に骨抜きにされてしまった?

5月7日(水) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1425 1.1435 1.1329 1.1360
ユーロ円 134.30 134.45 131.90 132.25
ドル円 117.55 117.82 116.07 116.45
ポンド 1.5970 スイス 1.3240 A$ 0.6380 NZ 0.5675
ポン円 185.95 スイス円 87.95 A$円 74.30 NZ円 66.10
S&P 929 −5
ダウ工業 8560 −27
ナスダック 1506 −17
ロンドン 3992 −13
ドイツ 3005 −61
日経 8109 +26
トピックス 822 +1
香港 8901 +12

とうとう猫も杓子もユーロ買い。阿波踊りになってきた。つまり、買わなきゃ損損ってやつ。熱狂的な買いでテクニカル指標全く役に立たずってとこ。まあ、これだけ過熱感が出てくるとその後どうなるかわからないけど、次第に乱高下に入るだろう。まだ幼稚園みたいな動きをしているドル円だけど、117円台で売ってろくなことがなかった記憶ばかり皆持っているから新規のショートはなかなか出にくい。よって、ひたすらナンピンのロングだけが増えていく。ショートなんてどこにもいないから、ちっとも反発しなくなってきている。以前も書いたように日本株が反転する時がキーなんだ。(5月7日水曜日)

5月6日(火) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1290 1.1455 1.1277 1.1425
ユーロ円 133.90 134.47 133.70 134.30
ドル円 118.60 118.76 117.28 117.55
ポンド 1.6145 スイス 1.3250 A$ 0.6425 NZ 0.5735
ポン円 189.75 スイス円 88.70 A$円 75.50 NZ円 67.40
S&P 934 +8
ダウ工業 8588 +57
ナスダック 1523 +19
ロンドン 4006 +54
ドイツ 3067 +54
日経 8083 +176
トピックス 821 +17
香港 8889 −27

 

昔はマイティードルと言われたが今やマイティーユーロだ。全く押さない。押し目待ちの押し目なしを地で行く格好。全通貨に対してジリジリと全面高。しかも全然活況感はないし、静かに上げ続けている感じだ。全く天井感が出てこないし、天井形成の動きすら見せない。先行き恐るべし。相変わらずのドル円であるが、参加者が一人減り、二人減りといった感じだ。海外の連中は、介入がどの水準が行われ、どのくらいの玉が投入され、みたいなグラフを作って分析なんかやっていたぞ。市場の大勢は、介入をすると読んでいるようだ。私は、意外と116円台や115円台の最後の決戦なんていうような局面まで姿を現さないのではないかと思っている。30年間、欧州は日本の為替をダーティーフロートだと言ってきているし、そう信じている。そのうち、肩透かし食わせるような文句を言ってくるかもしれないね。欧州は、双子の赤字のドルの調整は為替で起きても仕方なしと考えているけど、黒字の円がユーロに対して沈んでいくことはそのうち許容しなくなるよ。彼らは介入しないから、恐らくコメントから始まると思う。介入ごっこばかりやっているのは今も昔も日本だけ。(5月6日火曜日)

欧州の自動車メーカーは90円台の頃ガムシャラに為替差益で笑いが止まらなかったのだから、日本の自動車メーカーの諸君はガハガハと欧州相手に今のうちに儲けておきな。これだけ円安が進むとドイツの車を買うのも馬鹿馬鹿しくなってくるね。

5月5日(月) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1230 1.1305 1.1205 1.1290
ユーロ円 133.65 133.90 133.33 133.90
ドル円 119.00 119.06 118.50 118.60
ポンド 1.6065 スイス 1.3420 A$ 0.6345 NZ 0.5670
ポン円 190.50 スイス円 88.35 A$円 75.25 NZ円 67.25
S&P 926 −3
ダウ工業 8531 −51
ナスダック 1504 +1
ロンドン 3952 +72
ドイツ 3013 +27
日経 7907 +44
トピックス 804 +5
香港 8916 +108

祝日の市場も昔と違って楽になったと思う。昔は休みの間に5円くらい動いたりして、皆それ相応に対処せざるを得なかった。本日の午前中は金曜の後半とは大違いでユーロは重く、ドル円も重く、クロス円も重く、太平洋も重くってとこだ。ユーロは1.1185−1255のレンジに収まってしまってからずいぶん時間が経過している。ドル円は緊張感のない動きだ。活況になる夕方まで待たないとならない。(5月5日月曜日)

無銭飲食。正直にお金が足りません、後から払います、と釈明することと、黙って逃げる、このどっちが罪かと言うと、正直に言った方が詐欺罪なんだそうだ。それで黙って逃げることの方が法律を犯してないんだと、ほんまかいな。また、よく詐欺、詐欺と言うけど、お金を騙し取らない限り詐欺罪は適用されないんだと。だから結婚詐欺もお金が絡んでいないと詐欺罪ではないそうだ。どうも法律と言うのは不可思議な連中の不可思議な言葉の遊びのように感じられる。

 

雇用統計で結構動くのかと思って、酒も飲まずに待機していたら、拍子抜け。いつものように無視しておけば良かった。ユーロは久しぶりにアップアップの動きになってきたようだ。とは言え、落ちてもすぐに戻ってくるところを見ると全く天井をつけていないようだ。ドル円?また複雑怪奇な動きにて打順7番定着だなあ。動きが悪いから打率は195に落ちたね。クロス円は海外勢のキャリートレードが活発だ。これが続く時は大変に強いのであるが、過去の習性から見ると、値段的に金利をもらってもおもしろくないところまで反落してしまうと一気に皆手仕舞いするようになることだ。だから大玉がひっくり返ると3円とか5円くらい急落することがあるんだ。伸びきった時にそういう動きが出ることが多い。先月だっけ?オージーやNZやポンドとか暴落症状に陥った時があるでしょ、ああいうことが簡単に起きたりするんだ。そういう時に買っておくと一番良いのだが、そういう時に限って皆疑心暗鬼で買いの手が振られない。(5月3日土曜日)

ドル円の引けは119.05−10くらいだけど実勢は118.95かな。ユーロは1.1220−35だね。

イチローと松井の打率が心配だ。二人とも250なんて考えられないね。皆わかっているから心配そうにマスコミも扱っているね。野茂くらいタフだといいんだけど。彼らがこけると日米野球の差を見せ付けられるわけで日本人としてはたまらなく屈辱だね。マスコミも追いかけすぎじゃないのか!

5月2日(金) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1240 1.1270 1.1187 1.1230
ユーロ円 133.20 133.68 133.08 133.65
ドル円 118.50 119.36 118.40 119.05
ポンド 1.6040 スイス 1.3440 A$ 0.6315 NZ 0.5630
ポン円 190.95 スイス円 88.60 A$円 75.20 NZ円 67.05
S&P 930 +13
ダウ工業 8582 +128
ナスダック 1502 +30
ロンドン 3952 +72
ドイツ 2986 +44
日経 7907 +44
トピックス 804 +5
香港 8808 +91

ユーロの騰勢やまずってとこ。短期的にはソロソロかもしれないが、実弾が相当に入っているのでどうしてもテクニカル指標が役立つ確率が減ってくる。投機のロングを吸収していくだけの実需がいつでも流入してくるってところだ。アメリカの指標は良いものや悪いものが交互に出てくるが、悪い方が実態だろう。うちの会員の人たちは欧米に行って来ると必ず、私に現場の景況を知らせてくれる。すごく生活感のある報告なのですごくわかりやすい。数字だけ追いかけていても駄目ってことだ。相変わらずゾンビ的動きを続けているドル円であるが、最後には日本か、このドル円が相当なツケを払わせられることになるだろう。最近の人はドル安の怖さを知らない。日本は常にアメリカの手のひらの上。通貨野球。1番NZで打率285、2番豪ドルで打率295、3番スイスで打率325、4番ユーロで375、5番カナダで300、6番ポンドで265、7番円で205、8番ドルで175って打順かなあ。円はもっとガンガン動いてくれたら打率も上がって昇格させてあげるぞ。(5月2日金曜日)

最近よくわからないこと。あの通信社連中は何でドル円がたいして動いていないのに、財務省にいつも出かけて、おっさんたちのコメントをとってそれを流しているのだろう?そしてコメントはいつも同じ。通信社はそんなことに人材を使って給与を払っているのであろうか?115円や125円になればわかるけど。次は、日銀のさらなるお金ジャブジャブ作戦。これもよくわからないなあ。結局、お金は国債の買いと外債の買いにまわるわけだろ?それで実態経済には何の役にも立っていないことは明白なんだろ?もちろん、やっていなければもっとひどかったであろうとかいう議論は出てくる。だけど街に流れてこないお金なんだから、日銀はそれなら自分で国債と外債買っていることと大して変わらんじゃないか?違うかなあ?

5月1日(木) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1175 1.1287 1.1154 1.1240
ユーロ円 132.95 133.43 132.40 133.20
ドル円 119.00 119.00 118.15 118.50
ポンド 1.6115 スイス 1.3450 A$ 0.6310 NZ 0.5630
ポン円 190.95 スイス円 88.15 A$円 74.80 NZ円 66.75
S&P 916 −1
ダウ工業 8454 −26
ナスダック 1472 +8
ロンドン 3880 −46
ドイツ 2942 +33
日経 7863 +31
トピックス 799 +3
香港 8717 −27

 

朝方この期に及んでも119円97銭まで買われたのであきれた。やっと待望の、、、、、、あ、いけね、ドル円は二軍だから後から書くことにしないと。ユーロはまったく押し目を形成しない。1.11をつけた意味は相当に深いのであるが、現在の動きは買われ過ぎの過熱感が顕著であるものの全く天井をつけた動きではない。新値取りと買われ過ぎからショートも次第に増えてきているかもしれない。当社では先週から基軸通貨を勝手にユーロに切り替えた。日本政府はアカンよ、しっかりとドルを防衛してやらないと、世界は徐々にドル離れるを起こしていくだろう。よく、考えてもみなよ、君がイスラム教徒だったら米ドルで貯金しておくか?同盟国でなければ資産没収かもしれんぞ。近くのユーロにしたくなるのが当然だろう。2軍陥落のドル円であるがやっと118円台に落ちた。その後なんとか119円台に戻ろうとしている。ショートが常に多い当社でも最近はショートがあまりなく、皆ドル円の取引を敬遠したりしていて、そういうことを考えるとドル円の相場は若いと言える。現在、ユーロは4番打者で打率350.スイスが3番打者で310.太平洋が5番6番かな、それで290.ドルはそうだなあ、7番で打率215、8番は円で打率210ってとこかなあ。今回の新しいウネリで、円も昇格できるかもよ?久しぶりにドル円を売ったのだが、見たくもないので部下に丸投げしてしまった。(5月1日木曜日)

クロス円の円安なんかどうでも良くて、ドル円だけ上がって欲しいと祈っている日本政府の気持ちもわからんではない。170円と200円を唱えてる人たちをワシントンに派遣されたい。帰りにデトロイトに立ち寄らせること。無事帰還を祈る。

4月30日(水) 始値 高値 安値 引け
ユーロ 1.1085 1.1188 1.1070 1.1175
ユーロ円 132.70 133.30 132.57 132.95
ドル円 119.75 119.97 118.60 119.00
ポンド 1.5985 スイス 1.3555 A$ 0.6265 NZ 0.5605
ポン円 190.25 スイス円 87.80 A$円 74.60 NZ円 66.70
S&P 916 −1
ダウ工業 8480 −23
ナスダック 1464 −7
ロンドン 3926 −2
ドイツ 2942 +33
日経 7831 +223
トピックス 796 +23
香港 8717 −27