株式市場が暗いと、全てに波及する。株の空売りで儲けるとかそういう次元でなく、全体的な投資家心理みたいなもの、世間の雰囲気とかそういうものね。為替市場、金、全てにその暗さが波及しているようで、動きがあっても何とも陰湿、
特にドル円は日本人にとってはマザー市場を持っているわけだから、この本尊が動かないと、活況感みたいなものが出ない。私はドル円を主力にしているので、こうなると居眠り運転しているような気分になる。(5月25日夜中。)
明日は2時半から8時半まで講習会だから、用意しないとね。今回は相場が相場であるが、話す筋道をたてることを慎重にやらないとならない。いつも真剣にやるが、今回は真剣度が高い。
「父 山本五十六」家族で囲んだ最後の夕餉。山本義正著。恒文社。1365円。
山本元帥の本はもう何冊も読んできている。この本は、元帥の息子の書いたものだ。今までの読んできたものの中で最高に良い本であった。是非とも読んでいただきたい。私は、山本五十六元帥を尊敬してやまないのであるが、それが正しかったことがよく実感できた。息子だから、プライベートな部分に相当に入るのだが、私が想像していたような人物であった。本全体に流れているほのぼのとしたものを感じる。この義正氏の執筆が良いのだと思う。後半の最後の思い出の話など、胸が熱くなったのである。 私が20歳のころ、カッパブックスでベストセラーだったそうで、それの改訂版だ。留学中だったから道理で私が知らなかったはずだ。後年、真珠湾攻撃やミッドウェー海戦の話など、いろいろ批判が出るのだが、批判はいともたやすいということを深く感じた。後からなら何でも言えるよというところだ。彼は欧米に合計7年半も駐在していた。ハーバードでも学んでいる。そして、アメリカの国力を高く評価し、この国と戦っても日本は滅びると本当に考えていたようだ。そのため、英米のスパイなどと疑われて、海軍次官の頃は、テロ暗殺に狙われているし、マスコミも独伊に傾いていたため、マスコミだけでなく、世間からも批判されていた。遺書も何通も書いていて覚悟はしていたようだ。だが、正しいことを述べているのだから、殺されるはずはないという信念も持っていたようである。 その彼が、連合艦隊司令長官として対米戦の先頭にたたなければならなかったことを天命と考えていたようである。彼の子煩悩と、家族一族思いの話は、ほのぼのとさせる。私は、日本が生んだ最高の軍人に大いなる敬意を払う。皆様にも是非とも読んでいただき、感動をともにしたい。12月半ばに映画山本五十六が上映されるが、見に行こうか行くまいか迷っている。戦場の山本五十六の話は、ほとんどわかっているからだ。この本はそういったものとは一線を画している。